有名な足立美術館に行ってみました。
美しい日本庭園で特に有名になっていましたが、それだけ見るのに2300円もどうかなあと支払うときになって思いましたが、実際には日本庭園はほんの一部でしてもっともっと奥深く美術品が所蔵してあり、その入場料は安すぎだろって思いましたし、とても1時間や2時間で見切れるボリュームではありませんでした。
足立美術館の場所
足立美術館のすごさはこんなブログ記事ごときでは語りきれない
足立美術館は島根県安来市古川町にあり、日本画と日本庭園の融合というコンセプトで建てられ、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では3つ星として評価された美しい日本庭園で広く知られる美術館です。「生の額絵」や「生の掛軸」といった仕掛けや借景を取り込んだ広大な日本庭園を鑑賞できます。
その完成された日本庭園は一見の価値ありと一言で言ってしまうにはあまりにも言葉足らずですが、かといって筆舌には尽くしがたい美しさです。
まあブログで数行あるいは数千字でいくら語ったとて百聞は一見にしかずという表現でしめくくるしかありません。
自分で見るしかないです。写真をここでいくら掲載してもその魅力のほんの一部を切り取っただけにすぎず、これを見た方がそれで満足してしまってはまったくもって逆効果です。ぜひ足を運んで自分の目でみるべきです。
喫茶室翆でさらに三ツ星庭園の真髄を体感せよ
足立美術館内に喫茶室が数箇所あります。
中でも翆は特筆ものです。コーヒー一杯1000円しますので客はおらずガラガラですwww
しかしあえて利用しましょう。席は窓際と壁際とありますがほとんど空いているのでほぼ問題なく窓際の席を確保できるチャンスがあります。
喫茶室 | 足立美術館|ADACHI MUSEUM OF ART
飲み物はコーヒー類のほかに数種類で選択肢は多くはありませんが場所代ですからなんでもいいんです。
そこで座ってゆったり眺める庭園はさらに良きもの哉と思い出に残るものとなるでしょう。実際、ぼくもここを利用して1000円のカフェラテを飲みながら眺めた足立美術館の日本庭園が一生の思い出に残るものとなったと思っています。
窓際の席に座り借景庭園を眺めていると「ああ、このまま人生終わっちゃってもいいかも」ぐらいまで思ったりして。脳内でβエンドルフィンが出てたかもしれません。
▼窓際から見える庭園の遠くの方に滝が落ちているのが見えますがあれは遠くの山で流れている滝です。借景してますが一体化しています。
最初は日本庭園をこれでもかと見せるんです
メインゲート入ってしばらくはこういった日本庭園を延々と見せられます。なるほどミシュラングリーンガイドジャポンで三ツ星を取った庭園ですかと眺めて写真をところどころで撮りますがまさか庭園だけの美術館ですか?って知らないと思ってしまうほど庭園のボリュームがすごいです。
外から見るとこんなに敷地が広かったかというのが信じられないほど多彩な日本庭園を見せられます。
額縁に入ったような庭園も季節で色合いが変わり、極端にいえば毎日違う画を楽しめる額なわけです。
足立美術館の恐るべき展示品の数々
道路を挟んで旧館と新館とありますが旧館が主に日本庭園の展示、新館が美術品の展示となっています。道路を挟んでいますが地下道でつながっているので一旦外に出る必要がなく直接両館を行き来できます。
掛け軸が見事
庭園は写真撮影OKだったのですが美術品は全面的にNGなので写真はありませんが掛け軸に描かれた絵画がいろいろと見事でした。
掛け軸がみんな見事すぎてこれからは写真を撮るときに掛け軸を意識して撮るのを自分なりのトレンドにしたいなと感じました。
掛け軸ではありませんが特に山元春挙の「瑞祥」は圧巻でこれを見られただけでも2300円払った価値があったとさえ思わせます。個人的に。その瑞祥という絵は畳4枚分の屏風絵で中国の仙人が住むと言われている蓬莱山を想像で描いたものだそうです。
画へのリンクはこちら。でも実物見たほうが迫力がぜんぜん違いますよ。
ほかにも横山大観の作品数々、北大路魯山人の作品数々など枚挙にいとまがないです。
▼借景の掛け軸では中の抜けた掛け軸内にこちらの庭園が見えるはずだったんですが人が多すぎてまともな景色が見えなかったやつ。ここは立入禁止にするべきでは?
おわりに
足立美術館はJR安来駅から無料シャトルバスで20分のところにあります。
サンライズ出雲に東京から乗ってきて安来で降りて行けます。サンライズ出雲が安来駅に到着する時刻はそれほど早朝ではないのでちょうどよく観覧することができるでしょう。
自分が観覧した時間はせいぜい1時間半ぐらいでしたが時間が許せばもっとゆっくり観たかったです。少なくとも半日いてもちゃんと観きれないほどのボリュームで、できれば1日あるいは複数の日をかけてでも観るべきところです。
ぜひサンライズ出雲で出雲方面へ出かけた際には足立美術館も予定に組み入れてみてください!
掲載写真は足立美術館の許可を得ています。