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金刀比羅宮の厳魂神社まで登って詣でたけど階段きつすぎて何をどう拝んだかまったく覚えてない

金刀比羅宮へ行ってみました。階段がたくさんあるということはNHKテレビのブラタモリで見て知ってはいましたがタモリ程度のおっさんでも登れるんだから別に平気でしょ?みたいに舐めてました。

とんでもなかったです。「もう二度と・・・」と言っては失礼ですが、それぐらいキツかったのでその様子をお伝えしたいと思います。

金刀比羅宮厳魂神社

金刀比羅宮厳魂神社

金刀比羅宮について

金刀比羅宮についてこのサイトだけで全容を述べ尽くすのは困難ですから他のサイトに譲るとしてちょっとした特徴だけお伝えします。

  • 香川県の琴平町にある象頭山の中腹にある神社
  • 本宮と奥社とあり奥社まで行くのはかなり大変
  • 大変であるが行ったからには奥社まで登ってみるべきである
  • 山の中腹にある本宮までは階段を1368段ほど上がっていかねばならない
  • その階段の両側には参道らしく土産屋が多く軒を連ね賑わっている
  • 階段を上りきり境内に入ると五人百姓と呼ばれる5組の飴売りがいるだけでその他の土産屋は営業できない

金刀比羅宮への参拝

階段を上がる前からくたびれていないよう注意のこと

個人的には自転車が好きなもので、その日は酔狂にも宇多津駅から自前の自転車で金刀比羅宮に向かったんです。宇多津駅からどれくらいあるかというとざっくり15kmです。15kmですよ!象頭山に登る前からそんなにウォーミングアップをしてしまうなんて!!

▼もっとわかりやすくビジュアルで表現するとあの山(像のあたまみたいなシルエットだから象頭山)の中腹というかけっこう上の方を目指しているのにこんなところから自転車で向かっているんですwww
金刀比羅宮を目指して

▼こんな自転車で。それはともかく面白い歩道です。

象頭山へ行く途中

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幸い象頭山までは起伏の少ない道ではありましたが、平日だったのでクルマもそこそこ走ってまして意外に辛かったサイクリングでありました。そして表参道の階段手前に来たときには既にかなりくたびれた状態だったのです。まあ自分の勝手ですけどね。

階段手前でさて自転車をどこに停めようかと思案していた僅かな時間に、目の前にある店の婆が「お兄さん、自転車を店の前に停めてっていいよ。うどん一杯食べてくれればね」と言うではありませんか。

その時サンライズ瀬戸と出雲を切り離す岡山駅で待ち合わせて買った1500円もする仕出し弁当を持っていたので気乗りはしなかったのですが、自転車を置かせてもらう都合上、登る前にうどんを食べました。

▼気持ち的に非常に複雑な味だったのを覚えています。
とらやのうどん

味は至って普通。というかバッグの中に1500円の結構高級な仕出し弁当を手付かずで入れたままうどんを食う気持ちをお察しくださいw

虎屋そば(琴平/和食) | ホットペッパーグルメ

そそくさと食べ終えていざ金刀比羅宮を目指して出発です。店の婆は杖(つえ)持っておいきと親切に言ってくれたので男が杖などと恥じることなく頑丈そうな杖を借りて階段を上がり始めました。

参拝は徒歩か駕籠か

本宮までの参道は785段ある階段になっていますので当然ながら登りきれない人もいます。

そんな人のために駕籠のサービスが用意されています。有料ではありますがどうしても登るのが困難かもしれないと最初に思ったら駕籠を利用するのも一つの手です。

ある程度登ってしまってからでは駕籠サービスを利用できないので無理かもと思ったら最初に潔く決断することです。

表参道の石段登り口から大門までの365段は、時代劇に出てくるような駕籠で上り下りできる。いかにも揺れそうだが、乗り心地は思いの外安定している。駕籠だけで20kgあるのだが、屈強な男性2人の人力のみで担ぐ。上りと下りで料金が違い、往復すると割引もある。こんぴら参りの心強い味方。常時営業する駕籠屋は、国内唯一と言われる。旧金毘羅大芝居「金丸座」は国指定重要文化財に指定されている。

引用元:石段駕籠(香川県)|るるぶ&more.

 

▼あまり写真は撮らなかったけどひたすら階段です。
金刀比羅宮への階段

最初のうちは階段の両脇に土産屋が怒涛のように押し寄せています。ずーっとこんな調子かなあなどと薄ぼんやり考えながらとにかく何も考えないようにして到着だけを目指し一段一段上がります。

しかし、もともと体力の無い上に15kmも結構急いで自転車を飛ばしてきた足が百段上がったか上がらないかぐらいで悲鳴を上げ始めました。

そうです。攣(つ)るんです。

腿が攣るんです。

恥ずかしながら普段身体をほとんど使わない労働をしているので(頭も使っていませんがw)、自転車好きな癖に身体が鈍りまくりです。

結界に入ったら売店は五人百姓のみ

▼境内に入ると道の両脇の賑やかな土産屋は一切なくなり五人百姓と呼ばれる飴やさんのみが商売をしています。毎日飴と金槌売るだけで生計立てられるのかなあなんてぼんやり考えました。まあ、毎日結構な参拝客だし現金決済だから行けるか?ww

金刀比羅宮

脚攣りながらも半ば這うようにして本殿へ到着

途中何度も立ち止まっては気休め程度のストレッチをやり脚を騙し騙しどうにかこうにか上り切りました。

金刀比羅宮への階段

なんとか本殿らしきところに向かってご挨拶をさせていただきやや落ち着きましたが、まだ奥の院というところへ行かなければなりません。

サンライズ瀬戸のシングルデラックスにまで乗ってせっかくここまで熊谷くんだりから来たからには奥まで制覇しなければ一生後悔しそうです。また来られる保証はどこにもありませんからね。

金刀比羅宮

 

▼さらなる目的地は奥社である厳魂神社(いずたまじんじゃ)です。

厳魂神社(いずたまじんじゃ)を目指す人は少数のような気がする

そのままあまり休憩すること無く(実際休めるようなベンチは本殿の近くにほとんど無し)厳魂神社を目指して歩きはじめます。

途中の白峰神社前にあったベンチで休憩しつつ持っていた弁当を食べました。ぶっちゃけさっきまだそば食べたばっかりだったのと、くたびれすぎててまだ腹減ってなかったけど無理やり食いました。

弁当を食べてからやや元気を取り戻したぼくはまだまだ続く階段を登ります。▼と見るとこんな立て札が。

奥まであと200米あと200米で奥社へ着くというではありませんか!

それまで登ってきた数百メートルいや数キロかもしれない道のりに比べたらあとたったの200米なんて物の数ではありません。

そこからはラストスパートのつもりで張り切って駆け上がるように登りました。

・・・

しかーし、目見当(めけんとう)ではありますが200米歩いてもまったく厳魂神社が見えてきません。

▼最終的に到着した厳魂神社はこちら。本宮の賑わいに比べたらずいぶん人が少ない印象です。やはり階段のきつさを乗り越えるのが大変だからでしょうか。ここまで来られれば神社から歓迎されていると解釈しても良いでしょうか。いやここまで来られない人が歓迎されていないというつもりはありませんよ。
金刀比羅宮奥社

金刀比羅宮厳魂神社

さきほどの道標からどう贔屓目に見ても200米なんて道のりでは済んでいないはず。どちらかというと垂直(上に向かって)に200米だったら納得できます。あ、なるほどねと。それぐらいの手応えがありました。

ここに到着するころには脚がガクガクで身体はフラフラしていしまっておりまして、一応賽銭も入れて拝むには拝みましたが、何をどう拝んだかほとんど記憶にありません。意識がもうろうとしていましてよく倒れなかったなと不思議なほど。

それくらいハードな参拝でした。

【追記】これは普段デスクワークばかりでほとんど運動をしていない人間が登ったためで、通常の生活で立ったり歩いたりが毎日1万歩近くある人ならそれほど苦にならないだろうと思います。

筆者はこう思ったよ

まとめると、とてもこんなブログ記事程度ではあの金刀比羅宮までの到達の辛さは表現しきれません。

機会があったら是非行ってみて欲しいと思う場所です。それにしても年寄りがけっこう平気な顔して登っているのと、駕籠かきのおっさんたちはさらに客を載せて階段を上がっていくので凄まじき健脚だなと舌を巻きます。っていうかワシが軟弱すぎるのか・・・

訓練あるのみです。毎日金刀比羅宮に参拝していれば相当脚が強くなるのは間違いないでしょう。

ということでサンライズ瀬戸降りてからの苦行体験でした。

列車の予約は苦行したくないということでしたらツアーもご参考ください。

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