出雲国風土記にも記載がある出雲国建国の祖神である八束水臣津野命を祀っている長浜神社です。
長浜神社の基本情報とアクセス方法
- 住所:〒693-0041 島根県出雲市西園町
- 電話番号:0853-28-0383
- 社務所受付時間:
- 御朱印:あり(500円)
- 駐車場:数カ所あり
- 公式サイト:長浜神社
地図の地点は駐車場の場所です。駐車場から奥に見える道をまっすぐ徒歩で行けますし、さらに車で100〜200m進んで奥の台数少ない駐車場に停めることもできるかもしれません。
長浜神社へのアクセス方法・行き方
バス利用の場合
サンライズ出雲の終点である出雲市駅から公共交通機関を使う場合、外園線 長浜神社前で下車して徒歩1分程度で敷地に着きます。敷地に入ってから拝殿までは徒歩で5分〜あるいはもう少しかかります。
バス停はこのへんにありました。グーグルストリートビューでも見られます。
レンタカーなど車で行く場合
長浜神社の駐車場を目的地にしましょう。上の地図で橋を渡って数百メートル道なりに進めば駐車場入口が見えますのでスムーズに駐車できるでしょう。ただ駐車場は複数あり、一般道から見てすぐある駐車場は当然ながら鳥居まで一番遠いです。
最初の駐車場からもう少し境内に入ると第2第3の駐車場がありますが駐車可能台数が少ないです。もっともよほどの時期でもなければ一杯で停められないということもなさそうです。
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長浜神社の由緒・御祭神・御利益
長浜神社の由緒・歴史
出雲国神仏霊場19番
その他については長浜神社 – Wikipedia 参照ください。
長浜神社の御祭神
御祭神は八束水臣津野命(やつかみずおみづぬのみこと):出雲国風土記に登場する出雲国を作った神。
さらに
布帝耳命(ふてみみのみこと) 古事記に登場する大国主神の祖母
淤美豆奴命(おみずぬのみこと) 古事記に登場する大国主神の祖父
を祀っています。
八束水臣津野命は出雲国風土記にも登場しますし、古事記にも淤美豆奴神(おみずぬのかみ)という名前で現れていると考えられています。
風土記にみられる八束水臣津野命の活動として代表的なのが出雲国号の命名です。風土記の中で「八雲立つ」と述べたためですが、八雲立つ出雲というように出雲の枕詞として昔から広く認知されているため八束水臣津野命が出雲国号の命名者であるとみられています。
ただ、古事記ではスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した後、須賀に宮を造った際、立ち上る雲を見て「八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」という歌を詠んで出雲の国号の命名神と考えられています。このように古代にはさまざまな神話や伝承が混在していて面白みがあります。
長浜神社の御利益
八束水臣津野命(やつかみずおみづぬのみこと)が綱で周りの島々を引っ張って出雲の国を作ったという神話によるためか、綱引きだったりスポーツ全般だったり、あるいは不動産のご利益があるとして崇められています。
長浜神社の境内の様子と雰囲気
参道
▼最初こそ緩やかな上り坂ですが・・・
▼少し歩くとやがて長い階段になります。
▼階段の中腹にさしかかると手水舎と右手に坂下荒神社の鳥居が見えます。
坂下荒神社
手水舎
▼階段の中腹に手水舎があります。
▼この手水舎、ハイテクにもセンサー付き蛇口になっていて柄杓をしたに掲げると水が出る仕組み。
鳥居
随神門
▼立派な随身門に大きな注連縄(しめなわ)がかかっています。出雲地方の神社は皆しめ縄が大きいです。
拝殿の巨大注連縄
▼随身門の注連縄も大きかったですが拝殿の注連縄も負けず劣らず太いです。自分の地元の神社でもこれくらい太い注連縄下げておいてほしいなあ。
神明造風の拝殿と大社造の本殿
右側面から撮影。左が神明造風の拝殿で、右奥が大社造の本殿。まだそれらの違いがいまいち理解しきれませんが。
弓掛けの松
随身門潜ってすぐ左手に見えます。由緒書によると豊臣秀吉の朝鮮出兵の折、百日戦勝祈願の功徳ありと恩賞を授かった時、使いの片桐且元が弓をたてかけた松であるといわれています。
胸高周囲は5.9mあり出雲市で一番太い松と認定されています。
由緒書
狛犬
三社鳥居
▼向かって右奥にあります。意識して見なかったけどビデオではしっかり撮れてました。
要石・夫婦石
要石と、子授け・安産の霊験があるといわれている夫婦石、見損ないました。
長浜神社の御朱印
書き置きですがたくさん種類があって1つだけ買うのではなくたくさん買いたくなってしまうかもしれません。
長浜神社はこんな人におすすめ
スポーツ上達のご利益や土地・不動産関連のご利益があると言われている神社です。
そういった関係で祈願するには出雲市駅からそれほど遠くないので一度寄られてみてはいかがでしょうか。