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時代劇では鬼平犯科帳が好きです。
松江旅行ではセットでお得な入場券で武家屋敷もじっくり見てみました。
松江城から北にある武家屋敷は鬼平犯科帳に限らず、時代劇好きにはちょっと堪らない場所といえます。
かなりネタバレですが予備知識として紹介します。
松江武家屋敷跡の基本情報
入場案内
- 通常入館料:大人300円、小人150円
- 共通入園券なら大人1090円、小人500円
3館共通入場券-1 | 水の都松江 松江観光協会 公式サイト - 営業時間:8:30〜18:30(4〜9月)、8:30〜17:00(10〜3月)
- 定休日:年中無休
行き方
公共交通機関での行き方
サンライズ出雲の松江駅で降りてから、
- 駅北口出てレイクラインバス「法吉ループ(右まわり)」バス乗り場に行く
- 「小泉八雲記念館前」で下車して徒歩数分
公式サイトでの案内では塩見縄手というバス停で下車と書かれていましたが、実際にはそのようなバス停を見つけられず調べたところ小泉八雲記念館前バス停が一番近いと見ました。
車での行き方
武家屋敷をカーナビでセットすれば行けます。が松江城の記事と説明内容が被りますが周りに無料駐車場はありません。
こちらのリンク先に松江城周辺の駐車場と料金などの情報が網羅されておりますのでご参考ください。
ただ休日は大変混雑が予想されますので車ででかけるときは早めの時間帯を狙ったほうが良いでしょう。
松江武家屋敷のディテール
松江武家屋敷の玄関横
まずは冒頭写真は正面玄関なんですが、向かってすぐ左にはこのような通用口があって庭に通じていたそうです。
▼下の写真はその玄関の手前で左を向いています。右手の玄関に入らず通路を入ると庭があります。
その前に冒頭では玄関が二箇所あるように見えますが、全くその通りで通常二箇所あるのです。
右側の玄関は家の人の出入り用で、左側のそれは高貴な客人を通すためだそうです。
昔の偉い人はけっこう面倒でしたね。
▼そしてこの砂を盛り上げたものは、急に出入り(刃傷沙汰ですね)に行かなければならないときに、刀が鈍っていると困るので研ぐ役目を果たしたそうです。実際にはほとんど使われることはなかったようですが、いざというときの備えに武家屋敷にはこういう砂山が必ずあったとか。
▼能書きはすぐ傍に立て看板があります。
松江武家屋敷の庭
▼どうですか?このアングル。
今にも座敷の奥から長谷川平蔵みたいな殿様が現れそうではないですか?
ここに腰をかがめて密偵やら下級の家来たちが逐一状況を報告する様を思うと背筋がゾワゾワしそうです。
実際はそういうことが行われたかどうか知りませんが、鬼平ドラマの中ではたくさんシーンがありましたからね。
松江武家屋敷の井戸や水回り
ほかには井戸や、
台所や、
松江武家屋敷での座敷面談風景
奥の座敷での主人による指示の再現などいろいろ見られます。
まとめ
これらを含めて部屋の数は10部屋ぐらいあったでしょうか。
すべてここで晒しきってしまうのも無粋なのでこれくらいにしておきますが、昔の武士の生活の一端が垣間見られて面白いです。
ディテールというほどディテールを写真で再現していませんが、実際に見に行ってみると昔の武家の生活が偲ばれる体験です。
これだけ完全な形で残っている文化遺産は少ないそうです。
時代劇好きな方はもちろん、歴史好きだったり古民家好きなどの方も楽しめる場所です。
貴重な文化遺産なので、屋敷の上には上がれません。外から中を見るだけです。
本家サイトはこちらです。
参考:松江市指定文化財 武家屋敷