この記事は管理人の運営する別サイトhttps://jitenshatoryokou.comより移動してリライトしています。
タイトルでは死亡遊戯のことを言っていますが至って真面目に松江城の中を拝観しました。
最初の出雲と松江へ旅行したとき2日目は一日松江散策で松江城にも寄っています。松江城は松江駅から徒歩でも30分程度で行けるくらい近いところにあります。
松江城見学記録
場所と行き方
位置
- 住所:〒690-0887 島根県松江市殿町1−5
- 電話:0852-21-4030
- 公式サイト:国宝 松江城ホームページ
公共交通機関での行き方
サンライズ出雲の松江駅で降りてから、
- 駅北口出てすぐにある1番の南北循環バス乗り場に行く
- レイクラインバスの第7路線「北循環線」に乗るが内回り外回りあるので
- できれば外回りに乗るほうが早く着く
- 「県庁前」で下車して徒歩1分程度
バスでの所要時間は外回りに乗れれば約10分ですが内回りに乗ると約40分かかります。
▼こちらのリンク先にある「第7路線南北循環線」を参照して内回りか外回りかどちらを使うほうが早く着けるか検討ください。
車での行き方
松江城をカーナビでセットすれば行けます。が、周りに無料駐車場はありません。
こちらのリンク先に松江城周辺の駐車場と料金などの情報が網羅されておりますのでご参考ください。
ただ休日は大変混雑が予想されますので車ででかけるときは早めの時間帯を狙ったほうが良いでしょう。
松江城外観
国宝松江城はさすがに綺麗です。周りの庭園も整備されていて素晴らしいです。
あらかじめ松江城の見所をしっかり把握してそれに則ってしっかり見ましょう。個人的には実に有意義な見学で、ここまで有意義な名所の見学は生まれて初めてといっても過言でないかもしれません。
ではひとつづつ確認して行きましょう。
切符は松江名所四天王の共通券が良い
4館共通券( 松江城天守閣、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居、武家屋敷)
1160円を買うべし
そもそも駅の方から松江城へ来ると順路として、松江城ー>小泉八雲記念館ー>小泉八雲旧宅ー>武家屋敷跡という順番でみるしかないような感じです。
よって切符を買うなら松江城内で買えば良いのです。
もし松江城より先に別の名所へ行った場合にも共通券を買うようにすることをお勧めします。
松江城の敷地に入って天守閣に近づくと順路の途中に切符の券売機があります。
▼なぜこんなにピントがぼけているのか自分でも理解できません。
11年前当時の価格です。現在の価格は公式サイトなどでご確認ください。現在(2019-04-21時点)では4施設共通というのはなく、松江城と小泉八雲記念館は共通でその他に小泉八雲旧居か武家屋敷のいずれかの合計3施設共通で1090円になっています。
松江城の天守閣の仕掛け数々について
天守閣の外側
鯱鉾(しゃちほこ):
左右どちらかが雄と雌になっている ヒント無しに見分けられるか。
わたくしの超初心者向けコンパクトカメラでは頑張って望遠してもこんな程度の写真です。雌雄を見分けることは困難でした。
ただ天守閣の中にも以前の鯱鉾が展示してありました。でも見分けることに意識するのを忘れました。
入母屋破風(いりもやはふ):
望楼式すぐしたの千鳥が羽を広げたような三角形の屋根部。華頭窓の上の部分
千鳥が羽を広げたようなという表現を読んだのですが、なんとなくしか認識できませんでした。まあ写真を撮ったのでここで合っているということにしましょう。
華頭窓:
三層の中央にある寺院様式の窓で釣鐘の輪郭が目印
これはわかりやすかったです。
天守閣を正面からやや遠くから見ると見えます。
あまり近づくと却って見えません。
下見板張り:
黒い外壁
これはもう説明の必要もないですね。
天守閣を全体が屋根以外黒い壁で覆われています。
鬼瓦:
鬼瓦というと真ん中にどっしり構えているイメージがあるが各層の隅にありそれぞれ表情が違う。
それぞれの表情の違いまでは識別できませんでしたが、全部屋根の角に鬼瓦があって面白いこと。
野面積(のづらづみ):
一見粗雑に見えるが自然のままの石を頑丈に積み上げた石垣
近くで見るとこんな風に粗雑に積んであって、実際は怖い気がしますね。
この積んである石の建物にこれから登るんです。
まあずっと無事だったのだから、あと数十分無事でいてくれと祈りながら天守閣に入るしかないです。
天守閣の中
附櫓(つけやぐら):
鉄板の大戸と枡形の大広間。侵入し難い構造。
これはどこだかわかりませんでした。
舞い上がっていて聞き損ないました。
っていうか天守閣の受付のお姉ちゃんたちはアルバイトっぽいです。はっきりいって突っ込んだことを聞いても何もわからなそうな雰囲気でしたから、あらかじめ自分でちゃんと調べて行く必要はあるとおもいます。
望楼式(ぼうろうしき) :
展望できるベランダから景色を眺めるべし。
まあ一応全方位撮りましたよ。
東
西
南
北
●櫓(やぐら)三棟復元(平成13年復元)
太鼓櫓:
太鼓を打って時刻を知らせる
別にこのへんはあまり興味がありません。
中櫓:御具足蔵
南櫓:2階建、東南方面監視用地階(穴蔵の間):
籠城用生活物資の倉庫、中央に井戸あり
地下などは暗くてとても自分のカメラではまともに写真を撮れませんので撮ってません。
石落とし:
2階の四隅、東・西・北の壁にある敵への防御用の幅広の穴
こういう防御とか戦いのための構造や工夫はすごく興味深いですね。
昔の人もすごく知恵があったのだと痛感します。
桐の階段:
各階にある。引き上げられるらしい
引き上げられるかどうかは未確認ですが、なんと階段を取り外したあとの穴に蓋ができるようにちゃんとレールと板が備えてあるのを発見しました。
誰もここまで気をつけて見ていなさそうで惜しいですよ。
これを引っ張って閉めてみたかったですが、事故を起こしては大人気ないのでちょっと触っただけで我慢です。
寄木柱:
柱の周りに板を張り合わせて金輪で締めて構造的に補強してある柱
そこいらじゅうの柱にこのように板がかすがいみたいなので打ち付けてありました。
おみごと。
石垣:
・・・それぞれどこに施工されているか確認する 見ました。
打ち込み接(はぎ):
角を落として積みやすくしたもの
さくら:
日本さくら名所100選に選ばれたそうです。5月では葉桜でしょうね。
確かに葉桜でした。
でも落ち着く場所です。
余談:ブルース・リーの映画「死亡遊戯」を思い出す
さてここからが本題です。天守閣の階段で何にピンと来るのかというとブルース・リーの遺作「死亡遊戯」または「死亡的遊戯」です。
松江城天守閣の階段を見た瞬間に長身でブリーフ姿のカーレムアブドゥルジャバールがブルースリーにキックをお見舞いしてリーがすっ飛ぶところを思い出してしまいました。
そんなものまで連想させる国宝松江城はこれからも燃えたりしないで美しいまま保存されて欲しいです。
サンライズ出雲を降りて広範囲で回りたければレンタカーの利用が便利です。