出雲国風土記にも登場する猪目洞窟についてです。
黄泉の国とつながっているとされている場所のひとつです。一人で行くのは怖いと思っていましたが、行ってみたらすぐそばの道路を工事中のようで交通整理の人がすぐ見えるところにいたので安心でした。でもやっぱり奥まで踏み込むのはためらいます。
ちなみに黄泉の国とつながっているとされる場所は出雲地域では黄泉比良坂も有名です。
猪目洞窟について
猪目洞窟の基本情報
- 住所:〒691-0024 島根県出雲市猪目町1338
- 電話番号:なし
- 誰かいるか:いない
- 入場可能時間:24時間OKただし夜は怖いと思う
- 御朱印:なし
- 駐車場:すぐそばの道路に登坂車線のような駐車スペースが5台分程度あり
- 公式サイト:なし
猪目洞窟へのアクセス方法・行き方
公共交通機関の場合
サンライズ出雲の出雲市駅降りて一畑電車の電鉄出雲市駅から一畑電車に乗り、雲州平田駅で降ります。
平田生活バス【猪目線】「雲州平田駅」~「猪目本町」下車(約33分)、徒歩7分
参考:猪目洞窟|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
車で行く場合
自分は出雲市駅からレンタカーを借りて日御碕神社や日御碕灯台を経由して行きました。出雲市駅あたりから直接行くと約40分で到着できます。
カーナビによっては猪目洞窟という名前が出てこない場合がありますので、そういうときは住所か地図で直接場所を指定して目的地にセットしましょう。
スマホのグーグルマップとかなら猪目洞窟で目的地にセットできます。
猪目洞窟の由緒・歴史
出雲国風土記にはここ猪目洞窟について「夢でここを訪れるものは必ず死ぬ」という旨のことが書かれています。
出雲国風土記(出雲国風土記 – Wikipedia)は天平5年(733年)に完成されたとされていますからそれくらい前、あるいはそれより前からこの地は死者の国とつながっていると考えられていたわけです。
猪目洞窟の境内の様子と雰囲気
▼日御碕灯台方面から来るとこのように左手に海、右手に猪目洞窟が見えてきます。
▼5台程度停められる路肩の駐車スペースから徒歩数秒で猪目洞窟の看板です。
▼一般の人は下まで降りられないかなと思っていたらちゃんと出入り口のような空間があります。
▼緑色凝灰岩が堆積してできた地層を海水が侵食してできた洞穴だそうで地層好きには興味深い場所でもあるかと思います。
参考:猪目洞窟(いのめどうくつ) | 島根半島・宍道湖中海ジオパーク Shimane Peninsula and Shinjiko Nakaumi Estuary Geopark
▼降りきったところに案内看板がありますが、文字が掠れてしまっていて判読できませんでした。
ということで探したら看板内容を教えてくれるサイトがありましたので参照ください。
▼案内看板の奥にはどこまで続いているかわからない暗い穴の入り口があり、その前に小さな祠があります。崩れてきたら困るという警戒心が強すぎてあそこまでは行きませんでした。よほど不運に見舞われない限り大丈夫なんでしょうけど。
▼下まで降りて湾を見るとこのような景色が見られます。吊り下げられている船は現役のようですが毎日漁にでるわけではないのでしょうか?
猪目洞窟の御朱印または御守はある?
猪目洞窟の少し奥まったところに祠はありますが、御朱印もお守りもなさそうです。
猪目洞窟はこんな人におすすめ
出雲が好きすぎてこうしたマニアックで誰も行かないようなところへ行くのは大いに結構ですが、あまりにもいろいろな神社やら遺跡やら巡りすぎて、神社あるいは遺跡の夢を見るというニアミスをしないようにしましょう。