サンライズエクスプレスの魅力はどんなところなのでしょうか。
サイト管理人の主観で解説していきます。
マテリアル(装備)の魅力
部分的にはホテルレベルに近い設備が整っているといえる箇所があります。
枕元電灯
全乗客が移動中には寝るという前提ですので枕元の照明が一人分ずつあります。
昨今の電子書籍ブームで就寝前の読書灯というイメージは薄くなっておりますがそれでも最後に寝る前に枕元の電灯を消すという行為は寝台列車で一晩夜を過ごすための儀式として意味のあるものといえるでしょう。
アメニティ(グレードによるもの)
- コントロールパネル・・・個室を確保すれば常夜灯、読書灯、目覚ましアラーム、空調の調節など
- 寝巻き・・・ノビノビ座席を除いた各個室を取れば寝巻きが部屋にあるのでそれを着て寝られる
- ブランケット・・・一晩寝て過ごすことが前提なのでグレードに関わらずブランケットはついている
- 洗面用具・・・シングルデラックスには洗面用具がついているし洗面器も部屋にある
シャワーも浴びられる
電車の中でマッパになってシャワーを浴びるという経験ができるのは寝台特急サンライズエクスプレスの醍醐味のひとつといえるでしょう。
シャワーを浴びるときには最低限の注意事項を守りましょう。
時間の魅力
時間の節約
寝てる間に目的地に着きます。これは寝台列車ならではですね。
そして目的の駅に着くのはかなり早い時刻なので飛行機に乗って行った場合と比べて初便より早く到着するという場合があります。
これはかなりのアドバンテージといえるでしょう。
もっとも料金は飛行機に比べて高いのでまさに時間を金で買ったということを体現できます。
夜出発なので仕事帰りにでかけられる
東京駅発のサンライズエクスプレスは22時前後の出発です。つまり東京近郊で働いている人は仕事が終わったあとすぐ出発できる可能性が十分あります。
金曜日の夜出発すれば土曜日まるまる一日目的地で楽しめるわけです。
また逆に出雲方面発または高松方面発で東京に向かうなら、東京駅着が比較的朝の早い時刻なので極端なことをすれば日曜日の夕方あちらを発って月曜日の朝から通常出勤するという荒業もできます。できればやりたくないですけどね。
空間の魅力
選べる個室タイプ
取りたい個室が取れるかどうかは運次第という部分も含みますがよほど繁忙期でなければ概ね緑の窓口で駅員さんに10時ぴったりにエントリーしてもらえれば取れます。(サイト管理人の経験上毎回これで取れた)
また取れなかったとしてもキャンセル待ちで登録しておくと空きがでる場合もあります。(サイト管理人はこれも経験した)
キャンセル待ちは窓口の駅員さんに申し出ておくとメモリーされるようです。管理人は一番最初のサンライズエクスプレス利用のときに希望していたシングルが取れずそのときはソロで買っておきましたが同時にシングルの空きが出たら買い替え希望とお願いしておいたところ後日電話が来て買い替えできました。
ということでノビノビ座席はプライベート空間とはいえませんが、それ以外の個室はプライベートも確保されていてちょっと違うかもしれませんが飛行機のファーストクラスに乗っていると錯覚しそうな空間です。
非日常を体験
個室にいながら長距離移動するというのは通常の生活ではなかなか体験しません。
たった一晩ではありますが自分だけの空間で好きなことをしながら移動して朝になったら好きな場所に着いているというのは夢のような時間です。
目的地での旅行の楽しみだけでなく移動そのものも楽しみのひとつになることは間違いありません。(サイト管理人個人の感想です)
一晩横になって寝られる
飛行機のファーストクラスだったらありえるかもしれませんが、一般の公共交通機関では完璧に寝る体勢で寝るというのはないでしょう。
仮眠レベルではなくガチ寝できる、しかも飛行機のファーストクラスほど払わなくても実現できるというのは貴重な体験です。
ちなみにサイト管理人はいわゆる枕が変わると眠れなくなるタイプの体質なので朝までぐっすり寝てすっきり翌朝目覚めるということが毎回できません。
それでも一晩寝て朝目的地に着いているサンライズエクスプレスは魅力です。
総合
総合するとプライスレスな乗り物だということです。
価格は飛行機より高いし新幹線やら在来線を乗り継いで行くより高いことは認めますが上記挙げたいくつもの体験ができるということは高価な切符を買うだけの価値があるということで毎回なかなか切符が取れないプラチナチケットな特急列車であるということがプライスレスであるということの証明です。
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緑の窓口に並んで10時ぴったりにオペレーションしてもらうのがちょっと厄介という方はツアー会社に申し込んでおくのもひとつの方法です。